２００５年ＣＢ♀のシシバナ（名前アヤ・身長２２cm・体重２８ｇ・ＢＷＨそれぞれ２７mm・獅子座生まれの１歳）が１１時間ほど事務所内で自由気ままな旅に出掛けられました。
獅子＝ライオン＝百獣の王、♀獅子＝百獣の女王様。
日頃から『女王なのに狭いケージに入れるなんてもってのほかよぉ～～』と叫びながら、とんがった鼻先でケージのアチラコチラをツンツン、ツンツンと突っついて回っていました。
ケージのフタを思いっきり力を入れてズラし、外の世界に飛び出しました。鼻先を天に突き上げながら『自由だぁ～♪』と叫んだかどうかは貞子ではありません、いや定かではありません。（貞子＝ビバリウムガイド参照）
『きっと帰ってくるんだと～』と鼻歌を歌いながらも、一抹の不安はありました。

友達のヒロミと緊急集会を開き、検討した結果、
『そうだ、女王様がお腹を空かせているかもしれないので腐肉をあげよう』ということで、ニコラシステム破裂仕上げでプンプン臭うピンクマウスＬを作りました。
ただ置いておくだけでは女王様でも食い逃げするでしょうから、それなりのトラップが必要です。
縦横が２０cm×３０cm、高さが３０cmぐらいのプラスチックケースを用意し、その底にピンク腐肉を設置。ねぐらにしていただくためのミニタオル二つ折りも底に準備しておきました。
プラスチックケースに難なく入れるためにまわりに何ヶ所か階段を取り付けました。

放し飼い状態になって約１１時間後、ねぐらとして置いていたミニタオルがモゾモゾ。そぉ～っと開けてみると女王アヤ様がいらっしゃいました。
『お帰りなさい、女王様。でも腐肉マウスは召し上がらなかったんですね』
すると女王様はこぅ言ぃ～ました。
『我々シシバナを飼っている人間たちは、私たちの事を誤解しています。痩せても枯れても太ってプリプリでも百獣の王＆女王なのです。決して腐ったモノが好きなのではありません。ただニオイの強いモノが好きなのです。”強い”という響きにあこがれる生き物なのです。これからはそれを理解して、新鮮でニオイの強いモノを食べさせて頂戴。』

これからは破裂仕上げマウスではなく、ニコラシステムしゃぶしゃぶ仕上げを毎回ご賞味いただこうと思います。
もちろん扉の開かない広いお部屋をご用意させていただきます･･･

またなぁ～♪